私、日々の思いを綴る…

このブログでは、私が、日々の思いを綴っていこうと思います。

ホームビジット 2020/07/20

こんにちは。 ホストマザー 桜 です。


読みにきてくださってありがとうございます。


我が家は、2019年10月より、
市内国立大学の留学生のホームビジットの
ホストファミリーをしています。


2020年7月20日
土用丑の日の前日ですが、我が家はこの日
ハワイ出身の留学生と鰻を食べました。

最高気温が29度だった今日、
挨拶で、「夏バテしてない?」と聞いてしまい、
留学生、「無いよ。むしろ懐かしい」
確かに…ハワイ育ちでした。


献立

うな重
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茶碗蒸し
お吸い物

デザート
たこ焼(実はシュークリーム)
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うなぎパイ

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今回は、日本の習慣となっている
『土用丑の日に鰻を食べる』
を体験してもらうことにしました。

これまでのご家庭での食育がしっかりされていて、
出された物は何でも食べてくれて、
普段から好き嫌いを言うことは無いのですが、
今回は鰻ということで、
事前に献立を伝えて、
鰻を食べられるか確認しました。

鰻を上手く説明できなくて、
『ヘビみたいな魚』
と伝えてしまったけど、
鰻を食べられる留学生で良かったです。

ハワイの日本食レストランでは、
いつでも鰻を食べることができるそうです。

そんないつでも食べられる鰻を、
日本では、なぜ今食べるのかを質問され、
その由来を説明しながら食事を楽しみました。


この日は、彼の帰国の話題になりました。
帰国まで1ヵ月をきりました。

アメリカでは、8月下旬から新学期が始まるので、
COVID19の外出自粛期間も考慮して
8月中旬に帰国すると教えてくれました。
いつか帰国することはわかっていますが、
やはり帰国時期が近づくと寂しくなります。


そのうち修了論文の日本語チェックをしてほしい
と頼まれました。

内心、『やはり…』と思ったけど、
これが、彼にしてあげられる最後の事かと思うと
寂しくなります。


すでに帰国した留学生の
修了論文の日本語チェックをしていた時も、
同じように、
訂正しながら彼女たちの考えに触れていると
一緒に過ごした日々を思い出し…
寂しくなりました。
想像した以上に楽しい時間でした。
そして、
留学生と過ごした日々が貴重な体験だったことを
再認識しました。
彼女たちのホストマザーになれたことに
感謝しています。


留学生の帰国に際し、
アパート退去やガス・水道など各種手続きが
大変なことを話してくれました。


これは、私もよくわかります。
私たち家族が渡米し海外生活をするのに、
コンドミニアムを借りて住んでいたし、
車も所有したし、
電気や水道の手続き、
携帯電話を購入、手続きし、
銀行口座を作りクレジットカードを作り、
息子のプリスクールの手続きをしたし、
私はESLの入学手続きをしたし…

帰国する時には、それらの全ての解約をしました。

「私で手助けになるならいつでも」
と伝えておきました。

ハワイ出身の彼には、
帰国した留学生たち(女の子2人)に比べて
これまで頼られることが無かったので、
ぜひ力になりたいと思うし…

実は…私は頼られると嬉しいらしいです。


思い出話をする中で、
日本で困ったことを聞いてみました。
彼は、今回の留学で
訪日してすぐに体調不良で病院を訪ねたそうですが、
病院の職員に英語を話せる人が居なくて…
でも、英語しか話せなかった彼は
受診を断念したと聞きました。

ホームビジットプログラムを申し込む前のことでした。

それからは、特に健康に気をつかったといいます。

ホームビジットプログラムを申し込み、
その後は体調を崩すことは無くて、
1度だけパニック障害の発作はありましたが、
主人の出番はありません。


これは留学生皆に共通することですが、
我が家でお預かりした以上は、
健康で過ごしてもらい、
元気な姿でご家族にお返ししたいと思います。


この情勢なので、
帰路について話し合い、
ご家族のことも教えてくれました。

新型コロナウイルスの影響で、
アメリカに留学中の学生は、
オンライン授業のみの学生が帰国を余儀なくされる
という昨今の状況についても語りました。
訪日している留学生も、
渡米している留学生も、
皆にそれぞれの苦労があるようです。


彼の今後についても教えてくれました。
まずは帰国し、母国の大学を卒業して、
2年程働いて貯金して、
再度訪日したいと語ってくれました。

通常の学生生活より、
COVID19の影響がある学生生活が長かった留学期間、
本来なら、桜祭りや夏祭りなど
楽しい出来事を体験できるはずで…

今期の留学についてどんな感想を持っているのか気になっていたけど…

それでも、また日本に行きたいと思ってくれたことは嬉しいです。


彼の残りの留学期間、
日本に留学して良かったと思ってもらえるよう
ホストファミリーとして務めたい、
そう思います。


読んでいただき、ありがとうございました。