私、日々の思いを綴る…

このブログでは、私が、日々の思いを綴っていこうと思います。

本当に大切なもの(思い出の畑)

ご訪問ありがとうございます。


これまで失った物はたくさんありますが、
そこまでの思い入れが無かったり
その時は残念でも時間が解決してくれたり、
そんなこんなで
なんとか乗り越えてきました。

今となっては失った物を覚えてもいません。


これから失う予定の物は
私の所有物ではありません。
なのに失う前からなんだか寂しい。
どうしてなのか…


私の両親は畑を持っています。
息子と帰省すると、
息子は畑で芋掘り、人参掘り、ミニトマトやきゅうりを採ったり、スイカ割り用のスイカを選びます。
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昨年は農作業用のトラクターに乗せてもらっていました。
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息子はじいじが作ってくれた野菜が好きで、
息子の1番好きな食べ物は
じいじが育てたじゃが芋で作ったポテトチップスだと言っていました。

実は畑にある小屋がお気に入りで、
夏なら生活できる程物が揃っています。
たくさん揃っている工具にも興味津々で、
夏休みの自由工作で鳥小屋を作っていました。
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そんな畑の土地に
何度もアパート建設を断ったこの畑に
とうとう
アパートを建てることになりました。

私の両親にとって農作業が負担になってきたのかもしれません。
土地を望まれているうちに処分することを考えたのかもしれません。
両親の物なので両親の自由だけど、
畑がアパートになることが
なんだか寂しいのです。


畑での体験や思い出が多いほど寂しい…


始めは断っていたこの話も
少しずつ動き出しました。
完成模型を見て、
(あの畑はこのアパートに姿を変えるのか…)


息子の農業体験が無くなることだけを残念に思う身勝手な寂しさです。

自分で野菜を収穫して食べるまでが出来る畑でした。
野菜だけではなく、虫も捕れる畑でした。
息子は、おじいちゃんの畑仕事を見て育ちました。
そのおじいちゃん(私の父)は、
孫のために懸命に野菜を作ってくれました。
息子は、
おじいちゃんが作った玉葱・人参とじゃが芋で、
おばあちゃんが作ってくれるカレーが大好きです😊
息子と両親が一緒に過ごすのをみるのが好きなんです。
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未熟児で産まれた息子は
生後約2ヵ月入院しました。
息子が1歳になる前に渡米、
息子が3歳になるまで近くで過ごすことはありませんでした。
両親が息子と過ごす時間は
息子が少し成長してからになりました。
息子が反抗期になったり、両親どちらかが体調不良になったら
この時間が終わります。

息子は小3でいつ反抗期が来てもおかしくないし、
両親もすでに高齢、
私自身の病気もあって
いつこの時間が終わってもおかしくない状況になりました。


こうして思うと、
家族皆で過ごす時間が大切でした。
両親と息子が過ごす時間に欠かせなかった畑、
息子の遊び場だった畑、
雪が無くなって畑に行ける頃には
畑には行けなくなりそうです。


息子はまた、
イカ割りのスイカを選び、
さつまいもで焼き芋を作り、
じゃが芋でポテトチップスを作ってもらい、
トナカイのために葉付きの人参を取っておく
そんな1年を迎えると期待しています。

来年手伝うとさぼった時もあったけど、
昨年が最後の野菜収穫になりました。
昨年が最後の畑であることを
家族の誰も予想していませんでした。


いつ終わりが来るかもしれない、
次回があることは当然ではない、

本当に大切なものは
全て
今この瞬間も大切にしようと思いました。


まとまりのない感情を
読んでいただきありがとうございました。