私、日々の思いを綴る…

このブログでは、私が、日々の思いを綴っていこうと思います。

くも膜下出血発症1年後

1年前の今日11月2日、
私はくも膜下出血で倒れました。

くも膜下出血後の生存率は約30%、
死亡する割合は約50%、
重篤な後遺症が残る割合は約20%、
だそうで、
私は現在、
この病気から無事復活できています。

くも膜下出血発症前と後での体の変化は、
私の場合、なぜか偏頭痛が無くなりました。
以前は、偏頭痛発覚に遅れると薬は効かず
動けない程の頭痛に襲われましたが、
くも膜下出血発症後は1度もありません。
今後はわかりませんが、
この一年間は1度もありませんでした。

不思議に思うこともあります。
激しい頭痛が起こった瞬間から
意識が無くなるまでの記憶は
詳細を覚えているのに対し、
意識不明後の記憶はしばらくありません。
倒れてから何日後に意識が戻ったのかもわかりません。


今は、
見た目的には倒れる前と変わらない生活ができています。後遺症もありません。
私の場合、運が良かったのだと思います。
自宅で、主人が居る夜中に倒れ、
すぐに救急車を呼んでもらえて、
搬送先の大学病院は
手術できる先生方が揃っていました。
日中一人の時に自宅で倒れたら
家族が帰宅するまで発見されず…
病院に搬送された時のことを考えると恐ろしいです。


大病を経験することは
今後の人生観に大きな影響を与えました。

これまでの不摂生を反省し、
今後の健康について考え生活習慣を見直し、
あらためて家族に感謝したし
息子を残し先立つ事態に備えようと考え、
息子へ遺すものを準備し
今後の人生を悔いなく生きたい
与えられた時間は大切に生きたい

と思うようになりました。


時が経つと
くも膜下出血を発症したことも忘れ
どれだけの人に心配や迷惑をかけたことも忘れ
感謝も薄れ
何事も無かったかのように
日々過ごしています。


きっと同じような病気になって、
生きたくても生きられなかった人、
後遺症が残り生活に不自由を感じる人もいるだろうと思います。

生かしてもらった私は
誰よりも感謝しなければならないと思います。
そして…
せめてこの病気を発症した11月2日だけは
病気のことを思い出し
家族や友人、お世話になった医療従事者に感謝する日で在りたいと思います。


私の場合、
くも膜下出血を治療している中で
他にも病気がいくつか見つかりました。
甲状腺癌が見つかり
副腎腫瘍が見つかり
腰痛があり骨転移を疑われたり…

時に、
くも膜下出血はその後が良好なのに、
癌は見つかるし
病気ばかりが発覚する、
と人生が悲観的になることもあります。

通院は、脳神経外科以外に、
内分泌内科、外科、整形外科になりました。

昨日の整形外科の受診で、
骨転移を疑われた白い影は転移ではないようでした。
なので、
悲観するばかりではなく
諦めず
病気一つ一つに向き合い治療して、

他の病気も早期に発見できて良かった
治療できるので幸いだ
と考え方をあらためて、
尽力してくださる先生方に感謝しよう
前向きに生きていこうと思います。


これを読んでくださる皆さんが
健康でありますように。

病気治療中の方と共に闘病できますように。